2026.04.25~07.20
名著誕生展 ヴァチカン教皇庁図書館Ⅲ+
名著を通して人類の知の歩みを追体験する
古来、様々な分野で名著はうまれ、継承されてきました。弟子らが書きとめた師の発話は、やがて手書き写本にかわっていきます。知の伝達行為は、中世後期に突如西洋で誕生した印刷技術によって激変します。古代のソクラテス、アリストテレス、ユークリッドから近世以降のガリレオ、デカルト、ニュートン、スウィフト、ニーチェ、サルトルまで、活版印刷と版画(図版印刷)の恩恵をうけなかった作家はいません。時空をこえ、各時代に強烈なインバクトをのこした名著は、印刷産業による大量生産を前提にうみだされたものでした。
ペーバーメディアからデジタルへおきかわった時に名著はどうなっていくのか、どのように人類は名著にむきあうのか、未来につながるヒントに出あう機会になれば幸いです。
主な出展作品
・プラトン『著作』1484年/ヴァチカン教皇庁図書館蔵
Stamp. Ross. 1055, f.76
・アリストテレス『自然誌および天体論』(写本)13世紀末〜14世紀初/ヴァチカン教皇庁図書館蔵
Pal. Lat. 1033, f.1r
・ルネ・デカルト『方法叙説』初版 1637年/明星大学蔵
・ルクレティウス『物の本質について』(写本)1483年/ヴァチカン教皇庁図書館蔵
Vat. Lat. 1569, f.1r
・モーツァルト『魔笛』1805年頃/印刷博物館蔵
・ベートーヴェン『ピアノ・ソナタ第7番ニ長調Op.10-3』, 1798年以降/印刷博物館蔵
・宮沢賢治『春と修羅』1924年/印刷博物館蔵
【関連イベント】
・トークショー「ベートーヴェンの愛した哲学」
大橋容一郎(上智大学名誉教授)
5月2日(土)14:00–15:30
会場:研修室
定員:70名
【同時開催関連企画】
・TOPPANホール ランチタイムコンサート Vol.139
(1909年製ベーゼンドルファーの息吹Ⅲ)
★今回楽譜が展示されるベートーヴェンの《ピアノ・ソナタ第7番》や、シューベルト《4つの即興曲》D935 ほかを、「スタインウェイ」と「1909年製ベーゼンドルファー」、二つのピアノを二人のピアニストの演奏でお楽しみいただきます。
出演:橘高昌男、津野絢音(ピアノ)
全席指定:1,500円
お申込み・お問合せ:TOPPANホールチケットセンター
URL https://www.toppanhall.com/
Tel: 03-5840-2222
・ワークショップ 宮沢賢治『春と修羅』の活字組版に挑戦
6月13日(土)10:00–12:00
6月14日(日)10:00–12:00
会場:印刷工房
定員:各回4名
※トークショー、ランチタイムコンサート、ワークショップは事前予約制です。申込締切など、公式WEBサイトをご確認ください。
※コンサート以外は印刷博物館の入場料のみでご参加いただけます。
休館日
毎週月曜日(ただし5月4日、7月20日は開館)、5月7日(木)
開館時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)
<開催概要>
主催 TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館/ヴァチカン教皇庁図書館
協力 明星大学/クロス・フィロソフィーズ株式会社
後援 一般財団法人 日本聖書協会/宗教法人 カトリック中央協議会広報/宗教法人 カトリック東京大司教区