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「神楽坂に暮しはじめました!」「神楽坂の会社に勤めています!」でも、まだ新参者でなかなか町になじめないという方、ぜひ毘沙門天の節分に参加されてはいかがですか? 年男年女でなくても大丈夫。節分で豆をまく側になって初めて土地っ子の一員に迎えられるのだと、商店街の昔からのご主人は語っています。
毘沙門天の節分は、毎年恒例の太神楽や芸者衆の出演があり、それはにぎやか。
太神楽は商店の軒先で縁起のよい門付けをし、花柳界のお座敷では「おばけ」と呼んでいる芸者さんの仮装で話題もはずむ、そんな遊び方も残っています。とりわけ今年の仮装は、ドジャーズのユニフォームでしょうか?

 

 
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毘沙門天善國寺の節分
 
江戸の三毘沙門の1つに数えられ、まちの人々には「神楽坂の毘沙門さま」と親しまれてきた毘沙門天善國寺。
令和6年の毘沙門天善國寺では、除災得幸を祈るお加持からの、恒例の境内での太神楽演芸協会による寿ぎの獅子舞いや江戸の演芸の唐傘回し、そして東京神楽坂組合 芸者衆の踊りが奉納されます。その後はご住職、あでやかな芸者衆、裃(かみしも)姿の善男善女、東京消防庁のマスコット・キュータくんも参加しての豆まきと、神楽坂ならではの節分祭にご参加いただけます。毘沙門さまの節分祭では、年男年女でなくとも豆をまけて(初穂料5,000円)、子どもたちやご年配の方々が優先的に豆を受け取れる「思いやりゾーン」もあるので、ご家族みんなで楽しめます。
またまかれる豆のなかには、調味料や玩具などと引換えることができるお楽しみくじも入っているとのことですので、ぜひ福を手にしてください。

 
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嶋田堯嗣(ぎょうじ)住職は「今年の節分祭では、被災地の復興成就祈願、被災者の方々の健康、そしてご参加なされる皆さまの息災安穏を心からお祈りいたします」と、節分祭への思いを込めています。
 
【DATA】
2月3日
14時半~ お加持
15時~    太神楽演芸協会の神楽奉納、東京神楽坂組合の芸者衆による奉納踊り
15時半~ 豆まき

初穂料:5,000円(お土産つき)
お問い合わせ:03-3269-0641(電話)
節分申込みは こちら から(2月1日締切)
住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5-36
https://www.kagurazaka-bishamonten.com/
 



 
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東京大神宮の節分祭
 
明治天皇のご裁断を賜り東京での伊勢神宮の遥拝殿として創建され、「東京のお伊勢さま」で有名な東京大神宮。
令和6年の東京大神宮では、除災招福の願いを込めて節分祭と豆まきが行われます。神職や巫女、裃姿の年男・年女の「福は内」のかけ声とともに福豆などがまかれ、境内は福を求める人たちで大いににぎわいます。混雑の状況によっては入場規制が行われる場合もありますので、ご留意ください。

 
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また、節分祭に先駆けて「福豆」(初穂料300円)の授与もはじまりました。豆まきで厄を払ったあとに、年齢と同じ数(地域によってはひとつ多い数)の豆を食べると、一年間健康に過ごせるといわれています。「東京のお伊勢さま」で厄を払ったあと、福豆はいかがでしょうか。

【DATA】
2月3日16時~ 節分祭後に追儺撒豆式

住所:〒102-0071 千代田区富士見2-4-1
https://www.tokyodaijingu.or.jp/
 
 



 

筑土八幡神社の節分
 
筑土八幡神社は新宿区で最も古い「石造鳥居」、全国的にも極めて珍しい構図の「庚申塔」などがあり、双方ともに区の文化財に指定されています。
「筑土八幡神社ではひさし振りの開催となります。神様の前で地域の皆様と賑々しく行えることに感謝しております」と齋藤成俊宮司。地域とのつながりを大切になされており、この節分祭も近隣の方々のご協力のもとに行われています。

 
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当日は、豆まきに参加する子どもたち全員に、袋詰めされたお供物(菓子)が配られます。境内でふるまわれる甘酒で心と体をあたためて、厄払いにご参加ください。

【DATA】
2月3日
15時~ 神事
15時半~ 豆まき

住所:〒162-0815 新宿区筑土八幡町2-1
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shinjuku/5437/
 




  

 
 
 
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