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【事前予約制】早稲田大学演劇映像学連携研究拠点・国立映画アーカイブ共催 「映画と義太夫――義太夫出語り上映を再現する」

 


早稲田大学演劇映像学連携研究拠点・国立映画アーカイブ共催
「映画と義太夫――義太夫出語り上映を再現する」

 

サイレント時代の「声」をいま再現する特別上映会

かつての日本映画は、無音のスクリーンに弁士の語りや生演奏が寄り添うことで“声”と“音”を持っていました。なかでも初期の作品には、歌舞伎や新派劇を源流とした独特の演出が色濃く残り、義太夫の語りとともに上映されることもありました。

しかし、現存するフィルムはごくわずか。かつて各地で行われていた多彩な上映スタイルの記憶も、いまではほとんど失われつつあります。

こうした背景のもと、演劇映像学連携研究拠点では2018年より、歴史的なサイレント映画上映の“再現”に挑む取り組みを続けてきました。昨年度は、戦後に義太夫を語りながら映画を上映していた弁士・大蔵貢の音声記録をもとに、その技法と表現の可能性を検証。義太夫が映画と交わる意義を、改めて問い直しました。

そして今年度。いよいよ本格的な再現上映が実現します。
竹本京之助さん、鶴澤津賀寿さんという現代の女流義太夫の第一人者を迎え、100年の時を超えて、旧劇映画に命を吹き込む試みが行われます。

映像と語り、音と沈黙が織りなす、もうひとつの映画史。
サイレント映画の“もうひとつの声”を聴きに、ぜひ会場へお越しください。


日時:2025年07月18日(金)18:30~20:30
会場:早稲田大学小野記念講堂
定員:200名
 ※事前予約制、定員を超えた場合は抽選
参加料:無料
申込期間:2025年06月09日(月)10:00~07月07日(月)9:00
  予約申込は コチラのフォームから 

登壇者
柴田 康太郎(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
冨田 美香(国立映画アーカイブ主任研究員)
鶴澤 津賀寿(女流義太夫三味線)
竹本 京之助(女流義太夫太夫)
児玉 竜一(早稲田大学文学学術院教授、同演劇博物館長)
※登壇順、敬称略

プログラム
18:30 開会の挨拶

【第一部】
18:35-19:00 解説(柴田康太郎、冨田美香)
19:00-19:40 上映
『旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の場』(17分)
『朝顔日記』(11分)
  浄瑠璃:竹本京之助
  三味線:鶴澤津賀寿

19:40-19:50 休憩

【第二部】
19:50-20:30 トークセッション(児玉竜一、鶴澤津賀寿、竹本京之助)

20:30 閉会の挨拶、終了

上映作品
『旧劇太功記十段目 尼ヶ崎の場』
Mパテー商会、1908年、現存17分、NFAJ所蔵
出演:市川左喜次、中村歌扇、中村歌江

旧劇『朝顔日記』
Mパテー商会、1909年、現存11分、演劇博物館所蔵
出演:中村歌扇、中村歌江蔵


【主催】
早稲田大学演劇映像学連携研究拠点
国立映画アーカイブ
NFAJ

【協力】
科学研究費若手研究「アメリカの日系移民向けの映画供給と映画興行の研究」
(研究代表者・柴田康太郎)
 

期間 2025.07.18(金)
時間 18:30~20:30
場所 早稲田大学 小野記念講堂
住所 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
参加費 入場無料
募集人数 200名
※事前予約制、定員を超えた場合は抽選
お問い合わせ 早稲田大学演劇博物館
関連サイト https://enpaku.w.waseda.jp/ex/20106/
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