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ふりかえれば未来がある 〜神楽坂建築塾 2025 夏 鈴木喜一・長谷川堯を語ろう
ふりかえれば未来がある
〜神楽坂建築塾 2025 夏
鈴木喜一・長谷川堯を語ろう
1999年に開講した〈神楽坂建築塾〉。現代版寺子屋を理念に掲げ、建築専門家のみならず学生、市民にも広く門戸を開いた活動が始まってから四半世紀が過ぎました。
新しいものをつくるだけでなく、歴史的なものを残し活用することを掲げ、21期の活動には全国から500人をこえる人々が、集い学び巣立っていきました。地域で活躍する塾生にとって、創設者の鈴木喜一(1949-2013)、そして活動を牽引した長谷川堯(1937-2019)は大変大きな存在でした。2人が建築塾に託したものは何だったのか。皆さんとともに考えたいと思います。
午前の部「神楽坂、横寺を歩く」
講師:岸 成行
神楽坂の歴史と文化が色濃く残る横寺町界隈を、実際に歩きながら体感するフィールドワークです。講師の岸成行氏の案内のもと、アユミギャラリー、一水寮、柿の木荘といった建築塾ゆかりの場を巡ります。地域に根ざした建築や暮らしの痕跡を辿ることで、都市の記憶と空間がどのように共鳴し合ってきたか、見る・歩く・聞くという身体感覚を通して、「建築を学ぶこと」の原点を再発見します。
時間:10時〜11時30分
集合:アユミギャラリー、一水寮、柿の木荘を歩く
参加費:1,000円
午後の部「鈴木喜一・長谷川堯を語ろう」
第一部「鈴木喜一と建築」話者:時森幹郎・渡邊義孝
神楽坂建築塾の創設者として塾の理念を築き上げた鈴木喜一。その活動は、単なる建築設計にとどまらず、都市や歴史、生活文化に対する深いまなざしを伴っていました。本セッションでは、彼の思想と実践に迫ります。時森幹郎氏と渡邊義孝氏が、彼の建築作品や地域への関わりを振り返りながら、「新しいこと」と「残すこと」を統合したその建築哲学を読み解きます。個人としての鈴木喜一、そして塾長としての彼の姿を通して、これからの建築とまちづくりの在り方を考えます。
第二部「長谷川堯と建築」話者:佐奈芳勇・中村謙太郎
批評家・建築史家として名を馳せた長谷川堯は、言葉によって建築の本質を照らし出す希有な存在でした。神楽坂建築塾においても、塾生や市民とともに「建築を語る場」を丁寧に築いていきました。本セッションでは、佐奈芳勇氏と中村謙太郎氏が、長谷川氏の建築論や都市観を紹介しつつ、その魅力と影響力を多角的に語ります。理論と詩情が交錯する”長谷川堯の世界”を辿りながら、今あらためて「建築とは何か」を問い直します。
第三部「建築塾を語ろう」話者:岡村杏奈
その1「神楽坂建築塾を辿る」 岡村杏奈(20期生)
その2「建築塾の鈴木喜一と長谷川堯」
神楽坂建築塾の歩みを、塾生の視点から振り返るセッションです。第一部・第二部で語られた鈴木喜一と長谷川堯、それぞれの人物像と建築観を受け止めながら、「塾」という場で築かれた時間や関係性に光を当てます。岡村杏奈氏による「神楽坂建築塾を辿る」では、20期生としての経験や活動をもとに、塾の実践や学びの場としての魅力を紹介。「建築塾の鈴木喜一と長谷川堯」では、塾を通して見えてきた2人の関係性と思想の継承を、参加者とともに語り合います。未来へ向けて、建築塾が持つ可能性を見つめ直す時間です。
時間:13時〜16時
会場:早稲田奉仕園 ギャラリー
参加費:2,500円
・会費:午前1,000円+午後2,500円=合計3,500円
・定員:30名(予定)
開催日 | 2025.07.12(土) |
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時間 | 午前10時~11時半「神楽坂・横寺を歩く」 午後1時~4時半「鈴木喜一・長谷川堯を語ろう」 |
場所 | 「神楽坂・横寺を歩く」 集合:アユミギャラリー前庭 「鈴木喜一・長谷川堯を語ろう」 会場:早稲田奉仕園スコットホール地下ギャラリー |
参加費 | 会費:午前1,000円+午後2,500円=合計3,500円 |
募集人数 | 定員:30名(予定) |
お問い合わせ | 問い合わせ先 神楽坂建築塾 kagurazakakenchikujuku@gmail.com |
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