人々に「癒し」を与えるアーティスト 第5弾は滝沢春奈さんにご登場いただきます。 神楽坂に住んで10年という滝沢さんは現在まち飛びフェスタ実行委員としても活躍しています。 マッサージ師の仕事をしながら毎日絵を描いてきたという滝沢さんは「人々を癒す」ことをテーマにしています。 今回は現在の活動、そして神楽坂との関わりについてお話を伺いました! ホスピタルアートを描いて7年 ーまずは滝沢さんの活動のご紹介をお願いします。 彩輝(さいき)という名前でホスピタルアートを描く画家として活動しています。 ラメ技法という光沢を出す独自の技術で絵を描いておりまして、始めて7年になります。 具体的な内容としましては、地域に根付いた展示会を開いておりまして、神楽坂では今回で3回目の展示会となります。 元々人を癒すことが好きで、以前の仕事でもそういった仕事に携わってたんですけれども、多くの人に「癒し」を届けて元気になっていただきたいという想いで活動を続けています。 人の心に癒しを届けたい ーホスピタルアートとはどういうものか教えてください。 ホスピタルアートは、ヨーロッパの方でメインに活動しているものです。私は「彩鮮やかな絵画で人を癒し人間関係が調和することで、優しい社会へ導くお手伝いができたら」と考えています。 |
表現をする上で大事にしていることとは 「心を込めて丁寧に書くこと」「追及して深めていくこと」の2つはすごく大事にしています。 頭の中でイメージとして見えたものをそのまま描いているのが1つの原点であるので、それをそのまま表現できるように集中して描くとことを心掛けています。 ただ、イメージしたものと実際に描いたものって一致しにくくて合わせるのに時間が掛かるのですが、さらにこだわって追及していくと「これなんだ!」って出会える瞬間があるんです。 そこで描き上がった時の作品っていうのは、自分が描いたというより「描かせていただいた」と感じられるものになっているので、丁寧に描くことと追及して描くというのは大事にしています。 |
魂の記憶を表現したい ーまち飛びフェスタでの開催内容を教えてください。 展示会のテーマを「Two In One」と題し、魂の記憶を表現したいと思い描きました。 「どこかで見たことある」・「どこかで出会っているかもしれない」と、心に描いたものと一緒と感じられる絵画にしいます。 ラメ彩画を見て感じた思いと、子どもの頃に感じた思いを重ねて見ていただけたらと思います。 テーマを「Two In One」とした理由とは 今年インドに行って仏教を勉強しました。そこで「人は何度も修行して生まれ変わる」という輪廻を学び、「魂で感じている心の記憶ってあるんじゃないかな」と思ったんです。 自分ひとりで生まれてきたわけではなくて「人と共存しているからこそ自分がある」という一体感や、「調和した中に自分がいる」といった「全体で1人の私がいる」と表現したいと感じて、「2人で1つ」をテーマに決めました。 清掃を通じてまちと触れ合う 月1回、神楽坂のまちの清掃をし始めて、ちょうど5年になりました。 朝7時に集合して東京大神宮でお参りをしてから行くのですが、地域の方同士でコミュニケーションを取れる良い機会になっています。神楽坂は元々きれいなまちですが、そのまちをゆっくり見ながら清掃ができますし、他の地域から参加した方でも「自分の街でもやってみよう」ときっかけになっています。 今後も地域の交流の場になればいいなと思い、こつこつと続けていけたらと思います。 私自身も毎回気づきを得ながらやっています。 |
縁を深め、次の世代につなげたい 神楽坂で清掃しているとまちの方が「ありがとう」と声をかけてくれるんです。 住んでいる人は神楽坂が好きで自身もまちを大切にしているから、きれいにしている活動について自分事として捉えているというのがステキだなと。 そんなステキな神楽坂で今後もまちおこしプラス展示会が毎年行われるように継続していきたいと思っています。 絵画や奉仕活動を通じて、いろいろな人と協力しあうことで続けられると感じました。 なので地域の人はもちろん、外からの人の繋がっていきたいです。それを楽しみながら、次の世代につなげる・歴史にしていくことでより人同士の縁が深まるように取り組んでいきたいです。 |
人との縁を大切にして活動を続けてきた滝沢さん。 みなさんも大切な人と一緒にUNPLAN Kagurazakaにお越しいただき、輝くアートを見て癒されに来てください! 【まち飛びDATA】 開催日:11月1日(金)、2日(土) 時間:16:00~22:00 |