お花見日和はいつ?
 
ちょっぴり早く春がやってきて、神楽坂のまちも散歩のしやすい季節となりました。春のまち歩きとなれば、気になるのは桜の開花時期です。江戸の地割が残り風情のある神楽坂だからこそ、桜さんぽを楽しみたいところ。思いは同じなのか、編集部にも「いつが見ごろなの?」なんて声がちらほら届いています。その声にお応えし、桜前線をみつけるまで神楽坂のまちをめぐります。

4月11日の桜さがし
 
■毘沙門天善國寺の桜■
 

 



枝垂れ桜
「江戸三毘沙門」に数えられ、「神楽坂の毘沙門さま」としてまちの人に親しまれている毘沙門天善國寺。枝垂れ桜にソメイヨシノ、ともに見頃です。


ソメイヨシノ
 
■赤城神社の桜■
 



 
江戸時代、「江戸の三社」と称され牛込の総鎮守として信仰を集めてきた赤城神社。広い空を背にしたガラス張りの拝殿は隈研吾氏の設計で、拝殿に映り込む桜も格別です。まだまだ桜が楽しめますですので、ぜひご参詣ください。
 

 

八耳神社、出世稲荷神社、東照宮

神楽殿と桜
 
■東京大神宮の桜■
 

 
紅豊(八重桜)
 
「東京のお伊勢さま」として有名な東京大神宮。縁結びにご利益がある神社としても知られています。いまはソメイヨシノ(鉢)と紅豊(八重桜)がお楽しみいただけます。
 
 
 
■光照寺の桜■
 
 
豪族大胡氏が築いた旧「牛込城本丸」の跡に、神田から移転した浄土宗増上寺の末寺「光照寺」。源平垂れ桃や秘密の桜などは今が見頃です。酒井家墓地内のソメイヨシノもこれから花ざかりです。
 

源平垂れ桃

ハナモモ

酒井家墓地内のソメイヨシノ
 
■外濠の桜■







市ヶ谷駅から飯田橋駅までの外濠の様子です
 
外濠の桜はいまが見頃です。今週末は桜をみながらのお弁当はいかがでしょうか。(花見弁当特集さくらスイーツ特集
 
 
  
  
■泉鏡花・北原白秋旧居跡■







 
明治36年から39年7月までは泉鏡花と神楽坂の芸妓・桃太郎が、明治41年10月から1年間は北原白秋が暮らした住居の跡です。こちらの桜はだいぶんと葉桜です。
 
  
■白銀公園の桜■



 
イソップ物語をはじめて日本で翻訳出版した渡辺温の邸宅跡が白銀公園。ただいま、ソメイヨシノと八重桜が楽しめます。
 
 
  
■若宮公園の桜■







 
江戸時代、このあたりは武家屋敷が多く建っていました。若宮公園は武家屋敷をイメージした和風広場で、ただいまソメイヨシノが見頃です。園内は飲食禁止ですのでご留意ください。
 
  
 


インスタ「おやびんの挑戦状」の答え
①赤城神社 ②外濠
リール動画の答え「光照寺」でした! 

 
 
これをもって今年のさくら特集は、終了となります。
快く撮影許可をくださったご住職、宮司にあらためて感謝いたします。


  
 
【DATA】
■毘沙門天善國寺
住所:新宿区神楽坂5-36
公式HP:https://www.kagurazaka-bishamonten.com/
■赤城神社
住所:新宿区赤城元町1-10
公式HP:https://www.akagi-jinja.jp/
■東京大神宮
住所:千代田区富士見2-4-1
公式HP:https://www.tokyodaijingu.or.jp/
■光照寺
住所:新宿区袋町15
■外濠
飯田橋駅から市ヶ谷駅、外濠沿い
公式HP:https://visit-chiyoda.tokyo/app/spot/detail/274
■泉鏡花・北原白秋旧居跡
住所:新宿区神楽坂2-22
■白銀公園
住所:新宿区白銀町3
■若宮公園
住所:新宿区若宮町20