江戸の地割に石畳の路地と、風情あれる神楽坂。
美食のまちともいわれる神楽坂には、
気軽に立ち寄れるカフェ飯からこだわりの名店まで、
心もお腹も満たされるランチスポットが揃います。
平日のランチタイムも、
週末のご褒美ランチも、きっとお気に入りが見つかるはず。
今回は、そんな神楽坂で
おすすめのランチ店を厳選してご紹介します。
見番横丁にあるフランス料理店「メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ」では、平日・週末それぞれに合わせたランチコースを提供しています。
前菜・メイン・デザートを自由に選べるプリフィクススタイルのコースは、昼飲みやランチ会にもぴったりだと人気。
もう一つの看板“ブルゴーニュコース”では、エスカルゴや牛肉の赤ワイン煮込みなど、ブルゴーニュ地方の郷土料理を気軽に味わえます。
フランス人シェフによる料理に加え、外国人ギャルソンのサービスや本場の空気を感じさせる空間も、この店の魅力。
日常を忘れ、異国を訪れたような心躍るひとときをお楽しみください。
神楽坂の隠れ家フレンチ「ラ・グラティチュード」は、ミシュラン ビブグルマン掲載店「ル・ロワズィール」のオーナーシェフが、その経験を生かし、人生の集大成として手がけている一軒。
ランチは前菜・メイン・デザートを好みに合わせて選べるプリフィックススタイルで、市場から直接仕入れた新鮮な魚介や旬の食材と伝統技術が光る、本格フレンチを提供します。
前菜には季節感あふれるひと皿が、メインはシェフ渾身のクラシックフレンチが堪能できます。デザートは、自家製タルトタタンが特に人気。香ばしくキャラメリゼした林檎とバターの風味が口いっぱいに広がります。
フランスのビストロみたいな空間で、路地裏フレンチをお楽しみください。
イタリアワインを心ゆくまで楽しみたいなら「レガーメ神楽坂」。
“イタリアワインバカ”を自認するオーナーシェフが、これまでに数百万円分ものワインを飲み重ねてきた経験を生かして選び抜いた105種以上のボトルと、多彩なグラスワインがメニューに並びます。
ランチはプリフィックススタイルで、前菜・生パスタ・ドリンクを自由に選べるコースに、メインディッシュと本日のドルチェが付く充実の内容。なかでもお勧めは、浅草開化楼の低加水パスタフレスカを使用した「トリュフとポルチーニ茸のカルボナーラ」。生クリームを使わず仕上げる本格カルボナーラだからこそ、キノコの芳醇な香りが際立つ、シンプルながら贅沢な一皿です。
グラスワインのペアリングも丁寧に提案してくれるので、ワイン初心者にも安心。ワイン好きの集まりや、ちょっと贅沢な昼飲みにもぴったりの一軒です。
芸者小道と呼ばれていた石畳の途中にある「別亭 鳥茶屋」は、神楽坂らしい風情あふれる数寄屋造りの関西料理店です。
昼限定のお品書きのなかで特にお勧めなのは関西風の上品な出汁に、極太うどんと17種の具材を合わせた「名代うどんすき」。そして、ワイン粕配合の独自飼料で育てた富士高原どりと、大船渡から毎日届く新鮮な卵でふんわり仕上げる「親子丼」。どちらも、これを目当てに訪れる方がいるほどの人気ぶりで、昼の定番として親しまれています。
椅子席のほか掘りごたつの個室もございますので、季節の味わいをゆっくりとお楽しみになってはいかがでしょうか。
1996年、日本初のクレープリーとして神楽坂に誕生した「ル ブルターニュ」。そば粉で作るガレットは、ブルターニュ地方の人々に何世代にもわたって親しまれてきた伝統の家庭料理です。職人技で焼き上げるガレットは、香ばしさと素朴な風味が魅力。有塩バターの香りが食欲をそそります。
ランチタイムには、ガレットクラシックにグリーンサラダとドリンクが付いたセットのほか、スープまたはデザートを加えたセットも選べます。さらに、季節のおすすめガレットが味わえるランチメニューも。香ばしく焼き上げられたガレットは一見ボリュームがありながら、後味は軽やか。デザートクレープを追加で楽しむ方もちらほら。ランチドリンクは、ブルターニュから直輸入された微発泡のりんご酒(シードル)も選択可能です。
石畳沿いのテラスで風を感じながら、あるいはシックな店内でゆったりと。神楽坂を訪れたら、一度は立ち寄りたいクレープリーです。
赤城神社の境内にある「あかぎカフェ」は、参拝の際はもちろん、地元民の日常使いのカフェとしても親しまれています。
ランチは、その日のパスタやリゾットから選べるドリンク付きのセット。お神酒で蒸したあさりのパスタなど、神社らしさを感じる一皿が登場することもあります。本宮がある群馬県とのゆかりから、料理に群馬県産の食材が多く使われているのも特徴。お神酒ジェラート、和のスイーツ、ケーキなどの甘味も見逃せません。
カフェの席から望むのは、光や季節が映り込む社殿と、静かに揺れる境内の緑。時間帯や季節ごとに異なる表情を楽しめるのも魅力です。
日常のひとときはもちろん、季節の神事やクラフト作家が出店する手作りマルシェの日など、折に触れて立ち寄りたくなるカフェです。
趣ある佇まいと、かしこまりすぎない居心地の良さが魅力の日本料理店「葉歩花庭(はぶかてい)」。
ランチでは、旬の食材を生かしたふたつの会席料理が用意されています。「歩会席」は、前菜の盛り合わせに始まり、あん掛けの茶碗蒸し、天然物のお造り二種、海老と季節野菜の衣揚げ、漬けご飯に味噌汁、そしてデザートまで、繊細に仕立てられた全5品のコース。
さらに多彩な味わいを楽しみたい方には、「風会席」がおすすめです。小鉢や和物、お寿司や白身魚の青味おろし、天然物三種のお造り、焼き物、煮物または揚げ物、土鍋炊きご飯、デザートまでの全8品。その日の仕入れにより内容が変わる場合もありますが、それゆえに、旬を活かした一期一会の美味しさを堪能できます。
季節の恵みを盛り込んだ一皿一皿を、心ゆくまでお楽しみください。
風情ある石畳の兵庫横丁に佇む「ラストリカート」は、1Fと2Fで異なるスタイルのイタリアンランチが楽しめる一軒です。
料理に使われるのは、三重・答志島から届く神経締めの鮮魚や、八ヶ岳産のオーガニック野菜など、全国の生産者から届く旬の食材たち。
1Fのオステリアでは、南イタリア・シチリアの郷土料理を軸にしたランチが楽しめます。気軽に楽しめる「カジュアルお任せコース」から、前菜・パスタ・メインを選べる「プリフィックスランチコース」、フルコース形式の「シェフのお任せランチコース」まで、目的に合わせた一皿を。
2Fのリストランテはテーブル席のほか、扉を閉めれば周囲を気にせず会話に集中できる、プライベート感のある個室も。全9品のコースランチは、前菜6種、スープ、パスタ2皿、肉料理、デザートに小菓子と、よくばり気分な時におすすめです。
両フロアともソムリエが常駐していますので、料理に合うワイン選びも気軽に相談できますよ。