EVENT催事・イベント
【入場無料】人間衝突 - Kasper Forest 写真展-
立ち止まった時間の中で出会う、もう一つの香港
――《Conflict Hong Kong》が私たちに問いかけるもの
日本では「多様性の都市」として語られることの多い香港。しかし、実際に暮らしていると、そのスピードと効率性の裏側で、視界からこぼれ落ちていく人々の存在を否応なく感じさせられると聞きます。家庭で働く外国人家事労働者の姿は象徴的ですが、それ以外にも、私たちが毎日すれ違いながら、ほとんど意識することのない「もう一つの香港」が確かに存在しています。
香港出身の写真家 Kasper Forest 氏は、10年・3650日という長い時間をかけて、そうした周縁に生きる人々の姿を黒白フィルムで記録してきました。プロジェクト名は《窄路相逢 Conflict Hong Kong》。タイトルが示す通り、都市の中で避けられない「すれ違い」や「衝突」を、彼は極めて静かな視線で見つめ続けています。
見過ごされる存在に、あらためて光を当てる
Kasper Forest 氏の写真が特異なのは、声高な社会批評や明確なメッセージを前面に押し出さない点です。写っているのは、路地に立つ人、バスを待つ人、仕事の合間に一息つく人──どれも香港では日常の一場面にすぎません。しかし、黒白フィルム特有の質感と時間の厚みが加わることで、「なぜ私たちは彼ら/彼女らを見てこなかったのか」という問いが、観る側に静かに返ってきます。
都市を撮ることは、自分自身を見つめること
Kasper Forest 氏は、写真を通して都市の変遷を再認識すると同時に、社会に根付く偏見や分断を可視化してきました。重要なのは、それが「他者理解」にとどまらない点です。彼自身が語るように、他者を理解しようとする行為は、結果的に自分自身の立ち位置や価値観を問い直すことにつながるのではないでしょうか。
(1) 写真展
日時: 2026年2月13日~3月1日 (入場無料)
会場: Victoria 1842
入場:無料
写真家: Kasper Forest (カスパー・フォレスト)
(2) 写真家本人によるギャラリーツアー
日時: 2026年2月14日15:00/16:302月15日15:00 (入場無料)
言語:広東語(日本語通訳あり)
入場:無料
写真家自身が《Conflict Hong Kong》プロジェクトの起源や、放浪的なストリート撮影の中での印象的な体験について語ります。
写真家プロフィール
Kasper Forest(カスパー・フォレスト)
香港生まれ。さまざまなメディアで創作活動を行う。
2011年より写真芸術に触れ、2016年から黒白フィルムによるストリート写真の探求を開始。10年にわたるプロジェクト《窄路相逢 Conflict Hong Kong》では、都市の中で見過ごされがちな重要な細部を記録している。
主な写真プロジェクトに、《金童玉女 The Ghost City》(紙紮のカップルが香港各地のランドマークを巡り、灰色の空の下、パンデミック期の無人の街と2019〜2020年の記憶を映し出す作品)、LGBT運動をテーマにした《Immediate Sexuality》などがある。2019年、第3回新藝潮博覧会にて「新藝潮国際芸術家金賞」を受賞。
受賞・選出歴
2019 新藝潮国際芸術家金賞(香港)
2021 香港人権芸術賞 入選(香港)
2023 TORAM International Art Prize(日本)
2025 Tokyo International Foto Award(日本)
主催: Victoria 1842
キュレーション:黄潤康
| 期間 | 2026.02.13(金)~03.01(日) |
|---|---|
| 時間 | (金)14:00-20:00 (土, 日)12:00-18:00 |
| 場所 | Victoria 1842 |
| 住所 | 〒162-0841 東京都新宿区払方町15-10 3階 |
| 参加費 | 無料 |
| お問い合わせ | 主催: Victoria 1842 |
|---|---|
| 関連サイト | https://www.instagram.com/p/DUMVbKzkXJm/ |
| 編集 |
投稿管理PASS : |