都心から西に50㎞行った所に住んでいますが、周辺の畑や田んぼが潰され、新しい家々が区画毎に立ち並び、ほどなく人が住み始めています。真新しい家で真新しい人生が始まっていのくだなぁ、自分も越して来た時はそんなだったなぁと思います。しかし一方で、家は一代限りなのだろうなぁと思います。個人的なことで恐縮ですが、最近、ようやく住宅ローンの返済ゴールがみえてきたのですが、自分の人生のゴールもなんとなく見えてきています。ふーっとため息がでます。
デンマークにいくと、100年以上も人が住まう家がザラにあります。写真の家は個人宅だったのか、宿だったのか覚えていません。でも短いにせよ長いにせよ、この家に棲んだデンマーク人の姿や話し声や笑い声が聞こえてくるようです。
「セキュリティー」と言う言葉がまるでなかった時代、こんな家に住んでいた人達の家の鍵をこじあけるのは容易だったでしょう。しかしこんな家に現代では失われつつある最強のセキュリティ-シテム「近所づきあい」があったのでないかと思います。