【スウェーデンじゃない。】
未見なのですが、他の映画を観るために上映劇場に行く機会があったので、映画は観ずに同映画ののパンフレット購入してきました。なかなかの凝った装丁です。
https://www.phantom-film.com/midsommar/
...邦題は「ミッドサマー」ですが、原題はスウェーデン語の「Midsommar」のようです。
「家族を不慮の事故で失ったダニーは、大学で民俗学を研究する恋人や友人と共にスウェーデンの奥地で開かれる”90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった」
とありますが。
パンプレットを私のスウェーデン語の先生見せました。
驚いたのは、風景の写真を一瞥して、即座に
「これはスウェーデンじゃないですね。服装も祭りの造作も全然違います」と言ったことです。
どうも監督のスウェーデン文化考証が独自すぎために、スウェーデン国内での撮影許可が下りなかったと推測できます。似て非なるもの。
夏至祭はスウェーデン人にとってとても重要な祝祭。
自分たちの夏至祭と文化的意義から、遠くかけ離れていたので、スウェーデン国内でのロケを許可がでなかったのでしょう撮影は東欧で行われたようです。
私には違いがわかりませんが、先生は風景写真を一瞥して、スウェーデンではないと断言しました。
空の色とか違うのでしょう。
欧米映画にでてくる日本文化以上の違和感があるようです。