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【一般席は完売】素浄瑠璃公演「嫗山姥」廓噺の段
早稲田大学演劇博物館開館100周年応援イベント
素浄瑠璃公演「嫗山姥」廓噺の段
演劇博物館は2028年に開館100周年を迎えます。このたび株式会社コテンゴテン主催による、演劇博物館開館100周年応援イベントと題した素浄瑠璃・寄付公演が行われます。
一般席は完売しておりますのでご留意ください。
■ 演目紹介
『嫗山姥』は正徳2年(1712)に竹本座で上演された近松門左衛門作の時代物。源頼光と四天王、坂田金時の出生譚を描く全五段の大作です。今回上演されるのは二段目切「兼冬館(かねふゆやかた)」で、通称「廊話(ろうばなし)の段」。
紙衣姿の文売りとして登場する八重桐は、実は武家の妻。身分を隠し市井に潜む「やつし」の芸を背景に、夫・坂田蔵人時行(源七に身を変えて三味線を弾く)との再会へと導かれます。廊で起きた遊女たちの争いを語り続ける“しゃべり”の妙と、歌舞伎と浄瑠璃が交錯する場面が聴きどころです。
しかし、時行が潜伏していた理由の敵討ちはすでに果たされており、彼は自害。魂は八重桐の胎内へ宿り、生まれ変わりを示唆する壮大な結末へ。細密な描写から超越的な展開まで、義太夫節の語りの魅力を存分に味わえる演目です。
■ 演者紹介
豊竹若太夫(とよたけ・わかだゆう)
1967年三代竹本春子太夫に入門。祖父・十代豊竹若太夫(人間国宝)の幼名を継ぎ、豊竹英太夫と名乗る。後に四代竹本越路太夫(人間国宝)の門下となり、祖父の血筋と師匠の芸を受け継ぎながら、早くから将来を嘱望される存在となった。八代目綱太夫・三代目春子太夫ら異なる系統の太夫からも稽古を受けた芸歴は、今日の文楽界において極めて貴重である。明治初期から続く名跡・豊竹呂太夫を襲名後、自らの芸と立ち位置を確立し、2024年4月、いよいよ十一代目豊竹若太夫を襲名。竹本義太夫に次く大名跡であり、祖父の名でもある「若太夫」を五十七年ぶりに復活させたことは、芸の継承と新たな時代への決意を象徴するものである。
鶴澤清介(つるざわ・せいすけ)
1973年二代鶴澤道八に入門。翌年、鶴澤清介と名乗り朝日座で初舞台を踏む。剛柔を兼ね備え、古典から新作まで幅広い芸域で作品の魅力を造形してきた。2012年には三谷幸喜作の新作文楽『其礼成心中』の作曲を手がけ、今年は十三年ぶりとなる三谷作品『人形きらい』に取り組み、その手腕を改めて示した。また、近年ではYouTubeでの発言にも取り組み、舞台裏や三味線の魅力を広く伝えている。こうした意欲約な取り組みは文楽の創作面を支える存在としても注目されている。演奏後の座談会では、精妙にして酒脱、どこまでも続くかと思わせる話術で聴衆を魅了し、文楽三味線の奥深さを語る稀有な語り部としても貴車な存在である。
■ 申し込み
本イベントは、記録・広報のため撮影をいたします。あらかじめご了承くださいますようお願いします。
・【残席少】早大生(40席)
参加費:無料 ※定員を超えた場合抽選
申し込み:11月10日(月)10:00~12月8日(月)12:00
結果発表:12月12日(金)
こちら から
・【完売】一般席(160席)
■ 開催概要
日時:2025年12月19日(金)18:00~19:45予定(開場17:30)
会場:小野記念講堂
出演:豊竹若太夫(浄瑠璃)、鶴澤清介(三味線)、鶴澤清允(ツレ)
聞き手:児玉竜一(早稲田大学演劇博物館長)
内容:素浄瑠璃『嫗山姥』より廓噺の段
座談会
主催:株式会社コテンゴテン
共催:早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
| 期間 | 2025.12.19(金) |
|---|---|
| 時間 | 18:00~19:45予定(開場17:30) |
| 場所 | 小野記念講堂 |
| 住所 | 〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 |
| 参加費 |
【残席少】早大生:無料 【完売】一般:5,000円(全席指定・税込) |
| 募集人数 |
【残席少】早大生(40席) 【完売】一般(160席) |
| お問い合わせ | 早稲田大学演劇博物館 |
|---|---|
| 関連サイト | https://enpaku.w.waseda.jp/ex/21116/ |
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