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【漱石山房記念館】《特別展》発表120年記念 『吾輩ハ猫デアル』
《特別展》発表120年記念 『吾輩ハ猫デアル』
作家デビュー直前の夏目漱石は、千駄木に居を構え、東京帝国大学と第一高等学校で英語講師として教鞭を執っていました。しかし、神経衰弱に悩まされ、友人の高浜虚子からその気晴らしとして勧められ執筆したのが「吾輩は猫である」でした。
この作品は、中学校の英語教師・珍野苦沙弥の家族と珍野家に集う「太平の逸民たち」のおかしみを、珍野家の飼い猫による観察と彼らの会話を通して展開させたものです。
「吾輩は猫である」は、俳句雑誌『ホトトギス』に掲載され、明治38(1905)年1月1日の発表と共に大変な好評を得ました。そのため予定していなかった続篇が発表され、第11章まで執筆されました。
この年秋には早くも単行本『吾輩ハ猫デアル』(上編)が刊行されています。作中で活躍する水島寒月を始めとする「太平の逸民たち」。その個性的なキャラクターと、落語を思わせるテンポ良い文体。全体を通して漱石が考える明治日本の文明批評も込められ、まさに漱石文学のエッセンスが詰まった一作と言えます。
本年、『吾輩は猫である』発表から120年。『吾輩は猫である』の関連資料及びその作品世界を紹介します。
開催期間 2025年10月11日(土)~2025年12月7日(日)
開催時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
会場 漱石山房記念館 2階資料展示室
休館日 毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)
観覧料 一般500円、小中学生100円
※団体(20名以上・要事前連絡)は個人の観覧料の半額
※土日祝日は小中学生無料
※障害者手帳等をお持ちの方は手帳のご提示で無料(介助者1名無料)
※メンバーズ倶楽部会員の方は会員証のご提示で無料
主催 新宿区立漱石山房記念館(公益財団法人新宿未来創造財団)
共催 新宿区、新宿区教育委員会
協力 松下浩幸(明治大学教授)、公益財団法人虚子記念文学館
関連イベント
●ギャラリートーク
日時:10月19日(日)、11月16日(日)・30日(日)14時~14時30分
場所:地下1階講座室
無料・申込不要
●特別展記念講演会
「笑いの方法―明治の文体と『吾輩は猫である』」
講師:北川扶生子(関西学院大学教授)
日時:11月22日(土)14時~16時 場所:地下1階講座室
定員:70名(多数抽選) 料金:1,000円(展示観覧料含む)
申込締切:10月27日(月)(必着)
詳細はこちら
●にゃんにゃんニャーニャー🐾猫づくし
『ふみのしおり朗読会』
朗読:ふみのしおり(新宿歴史博物館ボランティアガイド)
日時:11月15日(土)10時30分~12時 場所:地下1階講座室
無料・申込不要
永青文庫と「ねこ割」実施!
永青文庫(文京区目白台1-1-1)では「永青文庫近代日本画の粋-あの猫が帰っ
て来る!」(会期:10月4日(土)~11月30日(日))を開催します。
両館の猫を楽しんでいただくため、「ねこ割」(入館料相互割引)を実施します。
永青文庫「近代日本画の粋」展
漱石山房記念館でお渡しする割引券をご持参➡入館料100円引き
漱石山房記念館「『吾輩ハ猫デアル』」展
永青文庫の観覧済チケットをご提示➡個人観覧料が半額
※割引券は、予定枚数に達し次第、配布を終了いたします
※1名様につき1回まで。他割引との併用不可
| 期間 | 2025.10.11(土)~12.07(日) |
|---|---|
| 時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
| 場所 | 漱石山房記念館 2階資料展示室 |
| 住所 | 〒162-0043 東京都新宿区早稲田南町7 |
| 参加費 | 一般500円、小中学生100円 |
| お問い合わせ | 新宿区立漱石山房記念館 〒162-0043 新宿区早稲田南町7 電話 : 03-3205-0209 FAX : 03-3205-0211 |
|---|---|
| 関連サイト | https://soseki-museum.jp/tenji/12423/ |
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