催事・イベント
黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化 グーテンベルクの発明は魔術だったのか 1000年以上の歴史を有する印刷史のなかでもグーテンベルクによる活版印刷術の発明は大事件でした。 中世末期の15世紀なかばに確立されたこの技術は、テキストの複製手段が主に手写だったヨーロッパを瞬く間に席巻しました。発祥の地ドイツでは、魔術や魔法を意味する「ディ・シュヴァルツェ・クンスト(die schwarze Kunst)」と呼ばれ、独自の出版印刷文化が形成されます。 本展では、今日産業の領域で過去のものとみなされている活版印刷術と活字書体が国の文化形成に大きく影響を与えてきた様子を、その技術を生み、誇りとして現代に継承するドイツを通じて振り返るとともにグーテンベルクの功績に迫ります。 2025年4月26日(土) ~ 20…
新宿歴史博物館 令和7年度所蔵資料展「新宿の郷土史家たち」 新宿歴史博物館にゆかりのある山中共古(やまなかきょうこ)、浅田澱橋(あさだでんきょう)、山下重民(やましたしげたみ)、山田一(やまだはじめ)、一瀬幸三(いちのせこうぞう)、芳賀善次郎(はがぜんじろう)の6人の郷土史家を紹介し、彼らに関する資料、旧蔵品を展示します。 【開催期間】 4月26日(土)~6月29日(日) 【時間】 9:30~17:30(入館は17:00まで) 【休館日】 4月28日、5月12日・26日、6月9日・23日 いずれも月曜日 【会場】 新宿歴史博物館 地下1階企画展示室 【料金】 無料 【お問い合わせ】 新宿歴史博物館(四谷三栄町12-16) TEL:03-3359-2131 ■関連イベント(1) ギャラリートーク 担当学芸員が展示の解…
《通常展》テーマ展示 外国語になった漱石作品 開催期間 2025年4月24日~2025年7月13日 開催時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) 会場 漱石山房記念館 2階資料展示室 休館日 毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日) 観覧料 一般300円、小中学生100円 ※団体(20名以上・要事前連絡)は個人の観覧料の半額 ※小中学生は土日祝日は無料 ※障害者手帳等をお持ちの方は手帳のご提示で無料(介助者1名無料) ※メンバーズ倶楽部会員の方は会員証のご提示で無料 主催 新宿区立漱石山房記念館(公益財団法人新宿未来創造財団) 漱石の作品は、漱石の存命中から翻訳されてきました。 『吾輩は猫である』(1905(明治38)年)の英訳本『I am a cat』は、原書の刊行から 1年足らずで刊行されています。…
2025早稲田大学歴史館企画展 古代エジプトの生活 ~早大隊の発掘調査から辿る古代の暮らし 早稲田大学のエジプトにおける調査・研究の歩みは、1966年に始まります。当時、第一文学部の学生であった吉村作治氏(早稲田大学名誉教授・東日本国際大学総長)を学生隊長とする学生5人は、タンカー「東海丸」に乗ってエジプトに向かいました。現地で合流した川村喜一隊長(当時早稲田大学講師、後に教授)とともにジェネラルサーベイ(遺跡調査)を実施し、これが、現在の日本のエジプト考古学の基礎となりました。 その後、発掘権をエジプト政府からいただき、最初の発掘地となったのが、マルタカ南遺跡であり、その出土品の一部を研究のために持ち帰ることができました。 本企画展では、これらの貴重な資料を用いて、古代エジプト人の生活をさまざま…
印刷博物館で3期連続展示スタート 日本を代表する小説家・京極夏彦氏が、印刷博物館(文京区)の第4代館長に就任したことを記念し、特設コーナーでの展示企画が2025年4月12日(土)より開催。 展示は3期にわたって構成されており、第Ⅰ期(4月12日~8月3日)は「京極夏彦の著作」にフォーカス。小説家でありながら、造本や版面設計まで手がける“意匠家”としての顔を持つ京極氏。その表現世界を、印刷博物館が所蔵する資料とともに紹介されます。 京極氏の造本は、独自の美意識と緻密な設計思想に裏打ちされており、書体選びから紙質、装丁に至るまで一貫した哲学があります。その姿勢は、印刷博物館が掲げる「印刷文化学」とも重なり、今回の展示では、文字とデザイン、そして物語がいかに融合するかをご覧いただけます。 会場は、企画展・常…
「αMプロジェクト2025–2026」第1弾 アートユニットIDEAL COPYによる展覧会〈Channel: Musashino Art University 1968–1970〉が4月12日から6月14日まで開催。 本展は、1968〜70年の学園紛争と、それに参加した武蔵野美術大学の学生たちの行動を出発点に、社会の制度や記憶を見つめ直す試みです。特に、学生がデモに参加するために構内のレンガを抜き取り都心に持参したという逸話に着目し、展示では床に並べられた100個のレンガによって、歴史と美術、そして表現の意味を問いかけます。IDEAL COPYの活動は、社会の仕組みや価値の転換に目を向けたものであり、本展もまた、立ち止まり、振り返り、そして前を向くための時間となることを願って企画されています。 ゲストキュレータ…
GRAPHIC TRIAL 2025 -FIND- 事前申込必要 本企画は、第一線で活躍するクリエイターとTOPPANが協力して新しい印刷表現を探るプロジェクトです。技術の進化やメディアの多様化は印刷表現にも大きく影響を与え、新しい領域が次々と生まれてきています。GRAPHIC TRIALは、オフセット印刷、インクジェット、スクリーン印刷などの印刷方式と製版手法に加え、加工技術や多様なメディア表現も柔軟に取り込み、次世代の印刷表現を追求していきます。 19回目を迎えた今回のテーマは「FIND」。 慣れ親しんだいつもと変わらぬ世界でも、視点や気持ちを切り替えてみるだけで、驚くほど新鮮な切り口が見つかることがあります。そんな斬新さに満ちた“発見” を求め、多様なジャンルで躍動する4人のクリエイターが印刷…
近年新たに加わった収蔵品から、精選した資料を公開いたします。 近現代の演劇に関わるもの、海外の資料など、スターの面影や名場面がよみがえるような、多彩な演劇の世界をお楽しみください。 <古典芸能> ・19世紀上方の人気役者、三代目中村歌右衛門を描いた肉筆浮世絵 ・昭和の地唄舞の華、武原はん自筆の書 <近現代の演劇> ・幅広いジャンルで時代を牽引した舞台美術家、朝倉摂の舞台デザイン原画 ・昭和から平成にかけて広く愛された大女優、森光子の衣装 ・新国劇からテレビや映画の世界に羽ばたいた俳優、緒形拳の衣装や行李 ・商業演劇の大作家、北條秀司のスクラップブックや屏風仕立ての絵看板 など ・越路吹雪が描かれた看板 ・1960年代の歌舞伎海外公演の貴重なアルバム ・19世紀オペラの台本・楽譜 ・文化大革命以前の中国の芸…
ガラス張りの美しい社殿で、大切な誓いを交わす──。 そんな理想の結婚式を、赤城神社で叶えませんか? 忙しくて結婚式準備に時間をかけられないお二人でも、 衣装・美容・撮影すべてが揃った特別プラン なら安心。 さらに 結婚式も含まれた春限定プラン を、期間限定価格でご案内いたします。 まずは、ご希望の日時をお問い合わせページよりご相談お願いいたします。 【春の特別限定価格】 18万円(通常20万円) 【実施期間】 2025年3月〜7月の平日 【プランに含まれるもの】 ・結婚式奉告祭 新郎新婦お二人の結婚式 ・婚礼衣装 新郎様 紋付羽織袴 1点 新婦様 白無垢 1点 ・婚礼美容 新郎様 着付け 新婦様 着付け ヘアセットメイク ・婚礼写真 お渡しデータ50カット以上のスナップ撮影(撮影時間45分間)
物語を感じられる図柄や季節を表現した色彩が、絵画のように美しい友禅染。 手描きの友禅染は、世界に誇れる技法で描かれております。 「若い人たちに着物を知ってもらいたい」と、友禅染職人の多田昌子さんは、力強くも繊細な筆致で数々の作品を世に送り出してきました。 そんな多田さんの一点ものの貴重な額絵を展示販売いたします。 季節に合わせて飾るもよし、特別な日に飾るもよし。 まずはその美しい作品たちをご覧ください。
新たな門出を迎える皆様へ――。 赤城神社では、成人式を迎える方々のために、祈祷を随時承っております。 皆様のこれからの成長と幸福をお祈りしいたします。 祈願は一年中承りますので、都度、社務所にお問合せください。 建築家隈研吾氏が設計した、ガラス張りの美しい拝殿で、一生の思い出に残る祈願はいかがでしょうか。
東京日仏学院では、フランス国外では初となるフランスの美食に迫る展覧会を開催しています。 フランス料理のユネスコ無形文化遺産登録15周年を記念し、ガストロノミーとワインの国際都市(フランス・ディジョン市)協力のもと実現した『フランス美食の世界』。 本展覧会では、フランス料理の象徴的なパンやワイン、チーズだけでなく、礼儀作法、テーブル・デコレーション、美術史に登場する食事のシーンに加え、写真家ドニ・ルーヴルによるお祝いの場における食事の様子を切り取った作品など、芸術的なアプローチを通して様々な角度からフランスのガストロノミーの魅力に触れていただけます。 フランスの美食を目と耳で楽しんだ後は、東京日仏学院内のフレンチレストラン、ロワゾー・ドゥ・フランスでのお食事もより一層ご堪能いただけるこ…
日比義也コレクションは、日本・中国の愛石家たちが石を主題に作った書画からなります。本コレクションを築いた日比義也氏は鉄道会社運営のかたわら、盆石書画の研究と蒐集に努められました。 早稲田大学會津八一記念博物館は、氏によって多年にわたり蒐集されたこの稀有なコレクションを継続的にご寄贈いただき、現在124点を数えるに至りました。本展覧会では、新たな受贈作品を含めたコレクションの中から精選した作品が紹介されています。 物言わぬ石を愛でた先人たちが、どのようにして石と語らい、石に遊んだのか、盆石書画の世界を通してご堪能ください。 休館日はこちら
今回の特別公開では、戦傷病者やそのご家族が歩んできた歴史を伝える貴重な資料を展示しています。戦地での負傷や病気、戦後の療養生活、社会復帰への道のりなど、実際の体験談や手記、写真、愛用品などを通して紹介。さらに、当時の医療器具や義肢、記録映像なども展示され、戦争がもたらした現実と、それを乗り越えた人々の記録です。 展示Ⅰ 戦傷病者が記した体験記 戦場で負傷し、その後の人生を歩んだ戦傷病者たち自身の証言を展示。痛みや葛藤、仲間への想い、そして生き抜く力が静かに綴られています。 展示Ⅰ 戦傷病者の妻が記した体験記 夫の介護や子育て、生活の支えなど、戦傷病者を陰で支え続けた妻たちの声。語られにくかった彼女たちの苦労と想いが綴られています。 展示Ⅱ 団体のまとめた体験記 団体がまとめた戦傷病者やその家族の体験…
山本容子版画展「世界の文学と出会う〜カポーティから村上春樹まで」 銅版画家として、展覧会やブックデザイン、広告、パブリックアートなど、多彩な活動を続ける山本容子。 初めて文学をテーマにしたのは1979年、27歳のとき。トルーマン・カポーティの小説を描いた「CAPOTE SUITE」でした。この作品がきっかけとなり、カポーティのクリスマス三部作『おじいさんの思い出』『あるクリスマス』『クリスマスの思い出』(村上春樹訳、1988年-1990年)が生まれ、その後、シェイクスピア、ルイス・キャロルなどの作品を題材にした版画を次々に発表しました。最新作はカーソン・マッカラーズの『哀しいカフェのバラード』(村上春樹訳、2024年9月)。 本展は、2025年にデビュー50周年を迎える山本容子の膨大な作品の中から…