やわらかな陽ざしに蕾もほころび、まちに優しい彩りが加わる季節。
ふと漂う春の香りに、気持ちもふわふわしてきます。
江戸情緒のある神楽坂で桜を眺めるひとときは、この時期ならではの贅沢な過ごし方。
本特集では、神楽坂で桜を楽しめるおすすめスポットをご紹介いたします。
まちを散策しながら、神楽坂らしい"2025年の春"を味わいませんか?





 
まちの人に親しまれる「毘沙門さま」の桜

「江戸三毘沙門」に数えられ、「神楽坂の毘沙門さま」としてまちの人に親しまれている毘沙門天善國寺。通りからもよく見えるソメイヨシノと赤門横の枝垂桜は、神楽坂の春を彩る存在となっています。桜の時期だけの御朱印もございますので、参拝とともに授与いただいてはいかがでしょうか。

【3月14日MEMO】現在、境内の桜はまだ蕾の状態ですが、少しずつ膨らみ始めています。これから春の陽射しを受けて、日に日に開花へと向かう様子をお届けしてまいりますので、どうぞ楽しみにお待ちください。(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5-36
アクセス
JR「飯田橋駅」西口より徒歩7分
東西線「飯田橋駅」B3出口より徒歩5分
大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口より徒歩6分
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モダンな社殿と桜の美しさが調和

赤城神社は、天和3年(1683年)に徳川幕府によって江戸大社の列に加えられ、牛込の総鎮守として崇められてきました。「日枝神社」「神田明神」と並び、「江戸の三社」と称される格式ある神社です。境内の桜がほころびはじめると、洗練された赤城神社にやわらかな彩りが添えられます。 社殿のガラスに映る桜は幻想的で、夕暮れ時には西日を受けて優しく輝きます。境内のあかぎカフェでひと息つけば、春の訪れを穏やかに感じられるはず。3月上旬の桜桃の開花に始まり、4月中旬の桜の満開へと続く春の移ろいを、神楽坂ならではの風情の中で楽しめる人気のスポットです。

【3月14日MEMO】現在、一部の桜が見頃を迎えつつあります。八耳神社・出世稲荷神社・東照宮へと続く参道沿いの桜(写真2枚目)も、美しい彩りを添えています。春のやわらかな陽射しのもと、散策しながらゆっくりと桜を愛でてみてはいかがでしょうか。​(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒162-0817 東京都新宿区赤城元町1-10
アクセス
東西線「神楽坂駅」神楽坂口から徒歩1分
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春の息吹とともに訪れる、縁結びの神社

神前結婚式創始の神社として知られ、縁結びのご利益でも有名な東京大神宮。春になると境内では河津桜にはじまり、陽光桜、小彼岸桜、ソメイヨシノと、咲きごろを迎えた桜の鉢が参道に並びます。2月の河津桜から4月後半の八重桜まで、長い期間にわたりお花見とともに参拝できるのも魅力のひとつ。春の訪れを感じながら、新たな出会いを願ってみてはいかがでしょうか。

【3月14日MEMO】現在、河津桜の鉢をお楽しみいただけます。ぜひ、穏やかな春のひとときをお過ごしください。​(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-4-1
アクセス
JR・有楽町線・南北線・東西線「飯田橋駅」から徒歩約5分
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城跡の名残とともに楽しむ、隠れた春景色

豪族大胡氏が築いた旧「牛込城本丸」の跡に、神田から移転した浄土宗増上寺の末寺「光照寺」。光照寺の桜といえば、松山藩主酒井家墓地内にある、威風堂々としたソメイヨシノ。また、奥には“秘密の桜”と呼ばれるソメイヨシノとそこから生まれた若木もあります。本堂の前には白と紅の二色を咲かせる源平垂れ桃も。あわせてお楽しみください。

【3月14日MEMO】墓所内の寒桜は満開(1枚目)、梵鐘の横にある枝垂れ梅(2枚目)は花を咲かせはじめています。境内や松山藩主酒井家墓地内の桜(3枚目)、源平垂れ桃(5枚目2024年撮影)、秘密の桜はまだ蕾です。これから少しずつ開花が進み、春の訪れを感じられる風景が広がっていきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。​(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒162-0828 東京都新宿区袋町15
アクセス
大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩5分
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桜が彩る境内で、時の流れに想いを馳せる

今から約千二百年前、嵯峨(さが)天皇の御代に創建されたと伝えられる筑土八幡神社。長い歴史を誇るこの神社は、地域の人々に守られながら今日までその姿を残してきました。新宿区で最も古いとされる“「石造鳥居」”をくぐると、ソメイヨシノの参道が訪れる人々を迎えます。境内には全国的にも極めて珍しい姿の「庚申塔」があり、その貴重な歴史的価値から、鳥居とともに新宿区の文化財に指定されています。神社の静謐な雰囲気と相まって、訪れる人々に歴史の重みを感じさせる貴重な場所となっています。

【3月14日MEMO】現在、本堂前の枝垂れ桃が境内を彩っています。一方で、ソメイヨシノはまだ蕾の状態ですが、日ごとに膨らみを増しています。開花までもう少しの間、春の訪れを楽しみにお待ちください。​(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒162-0815 東京都新宿区筑土八幡町2-1
アクセス
JR・東西線・有楽町線・南北線・大江戸線「飯田橋駅」徒歩6分
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春爛漫の外濠を歩く ー 桜と水辺の風景

江戸時代から水運の要として機能してきた外濠(そとぼり)。遊歩道に沿って植えられた桜が満開になると、桜さんぽや花見弁当を広げる人でにぎわいます。桜の下でゆったりとした時間を過ごしながら、水辺を飛び交うハクセキレイやカワウの姿を見つけるのも、この時期ならではの楽しみのひとつです。

【3月14日MEMO】外濠の桜並木は、満開の時期になると電車の車窓からも美しい景色を楽しむことができます。現在はまだ蕾の状態。開花までもう少し時間がかかりそうです。​(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒102-0076 東京都千代田区五番町
アクセス
JR「飯田橋駅」から徒歩1分
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歴史と文学の香りが残る、神楽坂の旧居跡

文豪・泉鏡花や詩人北原白秋が暮らした神楽坂の旧居跡。かつて文士たちが暮らしたこの地で、静かに咲く桜を眺めながら、彼らが紡いだ言葉に思いを馳せるのも趣深いひととき。風に舞う花びらが、まるで物語の一節のように情緒を添えます。この機会に、明治・大正の文豪たちの息吹に触れてみてはいかがでしょうか。

【3月14日MEMO】桜のつぼみが少しずつ膨らんでいます。開花が楽しみですね。​(次回更新3月21日予定)

 
住所
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-22
アクセス
JR「飯田橋駅」から徒歩3分
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