やわらかな陽ざしに蕾もほころび、まちに優しい彩りが加わる季節。
ふと漂う春の香りに、気持ちもふわふわしてきます。
江戸情緒のある神楽坂で桜を眺めるひとときは、この時期ならではの贅沢な過ごし方。
本特集では、神楽坂で桜を楽しめるおすすめスポットをご紹介いたします。
まちを散策しながら、神楽坂らしい"2025年の春"を味わいませんか?






まちの人に親しまれる「毘沙門さま」の桜

「江戸三毘沙門」に数えられ、「神楽坂の毘沙門さま」としてまちの人に親しまれている毘沙門天善國寺。通りからもよく見えるソメイヨシノと赤門横の枝垂桜は、神楽坂の春を彩る存在となっています。桜の時期だけの御朱印もございますので、参拝とともに授与いただいてはいかがでしょうか。

【4月11日MEMO】ソメイヨシノと枝垂れ桜の枝先には、まだいくつかの花が残っています。地面には花びらが落ち始め、毘沙門さまは次の季節へと移り変わりつつあります。(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5-36
アクセス
JR「飯田橋駅」西口より徒歩7分
東西線「飯田橋駅」B3出口より徒歩5分
大江戸線「牛込神楽坂駅」A3出口より徒歩6分
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モダンな社殿と桜の美しさが調和

赤城神社は、天和3年(1683年)に徳川幕府によって江戸大社の列に加えられ、牛込の総鎮守として崇められてきました。「日枝神社」「神田明神」と並び、「江戸の三社」と称される格式ある神社です。境内の桜がほころびはじめると、洗練された赤城神社にやわらかな彩りが添えられます。 社殿のガラスに映る桜は幻想的で、夕暮れ時には西日を受けて優しく輝きます。境内のあかぎカフェでひと息つけば、春の訪れを穏やかに感じられるはず。3月上旬の桜桃の開花に始まり、4月中旬の桜の満開へと続く春の移ろいを、神楽坂ならではの風情の中で楽しめる人気のスポットです。

【4月11日MEMO】境内の桜はすでに葉桜となり、薄桃色の名残とともに、新緑がまぶしい季節へ。
八耳神社・出世稲荷神社・東照宮へと続く参道沿いでは、桜のはらはらと舞う花びらが、道に春の余韻を添えています。(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒162-0817 東京都新宿区赤城元町1-10
アクセス
東西線「神楽坂駅」神楽坂口から徒歩1分
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春の息吹とともに訪れる、縁結びの神社

神前結婚式創始の神社として知られ、縁結びのご利益でも有名な東京大神宮。春になると境内では河津桜にはじまり、陽光桜、小彼岸桜、ソメイヨシノと、咲きごろを迎えた桜の鉢が参道に並びます。2月の河津桜から4月後半の八重桜まで、長い期間にわたりお花見とともに参拝できるのも魅力のひとつ。春の訪れを感じながら、新たな出会いを願ってみてはいかがでしょうか。

【4月11日MEMO】八重桜が境内を彩り、訪れる人々の目を楽しませています。拝殿前のしだれ桜も、春の名残をそっと伝えるような佇まいです。来週の例大祭を前に、入り口に幟が立ち、境内には提灯が。移ろう季節と祭りの気配が重なり合う、趣のある光景が広がっています。(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-4-1
アクセス
JR・有楽町線・南北線・東西線「飯田橋駅」から徒歩約5分
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城跡の名残とともに楽しむ、隠れた春景色

豪族大胡氏が築いた旧「牛込城本丸」の跡に、神田から移転した浄土宗増上寺の末寺「光照寺」。光照寺の桜といえば、松山藩主酒井家墓地内にある、威風堂々としたソメイヨシノ。また、奥には“秘密の桜”と呼ばれるソメイヨシノとそこから生まれた若木もあります。本堂の前には白と紅の二色を咲かせる源平垂れ桃も。あわせてお楽しみください。

【4月11日MEMO】今は八重桜が見頃。松山藩主・酒井家墓地内のしだれ桜や“秘密の桜”、本堂前の源平垂れ桃は、葉をまといながらも春の余韻をたたえています。鐘楼側のしだれ梅は実がふくれ、季節は初夏へと向かいつつあります。(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒162-0828 東京都新宿区袋町15
アクセス
大江戸線「牛込神楽坂駅」から徒歩5分
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桜が彩る境内で、時の流れに想いを馳せる

今から約千二百年前、嵯峨(さが)天皇の御代に創建されたと伝えられる筑土八幡神社。長い歴史を誇るこの神社は、地域の人々に守られながら今日までその姿を残してきました。新宿区で最も古いとされる“「石造鳥居」”をくぐると、ソメイヨシノの参道が訪れる人々を迎えます。境内には全国的にも極めて珍しい姿の「庚申塔」があり、その貴重な歴史的価値から、鳥居とともに新宿区の文化財に指定されています。神社の静謐な雰囲気と相まって、訪れる人々に歴史の重みを感じさせる貴重な場所となっています。

【4月11日MEMO】境内では、咲き誇る八重桜と、散り際のソメイヨシノという、春の“盛り”と“終わり”が交差する風景が広がっています。ソメイヨシノは多くの花びらが舞い落ち、枝先にわずかに残る花が、名残を惜しむようにそっと揺れていました。一方の八重桜は、今まさに満開。丸くて可愛らしい花が鈴なりに咲き、枝いっぱいに華やかな存在感を放っています。​(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒162-0815 東京都新宿区筑土八幡町2-1
アクセス
JR・東西線・有楽町線・南北線・大江戸線「飯田橋駅」徒歩6分
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春爛漫の外濠を歩く ー 桜と水辺の風景

江戸時代から水運の要として機能してきた外濠(そとぼり)。遊歩道に沿って植えられた桜が満開になると、桜さんぽや花見弁当を広げる人でにぎわいます。桜の下でゆったりとした時間を過ごしながら、水辺を飛び交うハクセキレイやカワウの姿を見つけるのも、この時期ならではの楽しみのひとつです。

【4月11日MEMO】昨日の雨の影響もあり、花は散りはじめ、緑の葉が顔をのぞかせています。桜並木は満開の時期を終え、「桜の名残」へと季節が静かに移ろうとしています。それでも、舞い散る花びらや淡く色づいた枝の風情は十分に楽しめる美しさ。春の余韻を感じながらの“桜さんぽ”をお楽しみください。​(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒102-0076 東京都千代田区五番町
アクセス
JR「飯田橋駅」から徒歩1分
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歴史と文学の香りが残る、神楽坂の旧居跡

文豪・泉鏡花や詩人北原白秋が暮らした神楽坂の旧居跡。かつて文士たちが暮らしたこの地で、静かに咲く桜を眺めながら、彼らが紡いだ言葉に思いを馳せるのも趣深いひととき。風に舞う花びらが、まるで物語の一節のように情緒を添えます。この機会に、明治・大正の文豪たちの息吹に触れてみてはいかがでしょうか。

【4月11日MEMO】満開の時期はすでに過ぎ、葉桜が中心となっています。枝先にはわずかに花が残り、春の名残を感じる静かな風景が広がっています。若葉が勢いよく芽吹き始め、桜の木も次の季節へと移行しつつあります。(来年のレポートをお楽しみに)

 
住所
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂2-22
アクセス
JR「飯田橋駅」から徒歩3分
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