手触りが伝える、会津の物語
会津木綿をご存知ですか? 会津木綿は、400年以上の歴史を持つ伝統工芸品で、会津の人々の生活と深く結びついている織物です。夏は風通しが良く、冬は保温性が高く一年通して使える、おまけにとても丈夫であることから、野良着などに使われてきました。会津木綿は着るほどに柔らかく なり肌に馴染んでいくため、いわば自分好みに育てていく生地ともいえます。この会津木綿のよさを生かした洋服ブランドが「YAMMA」と「YAMMAMAN」。両方の運営会社であるヤンマ産業の初の直営店が、このたび横寺町にオープンしました。
ちょこんと覗く看板
家族みたいなお洋服 ヤンマ産業は2008年にデザイナーの山崎ナナさんが立ち上げたブランド。自分で作るには手が遅く、工場に頼むと縛りがでてしまう。悩んだ末に山崎さんが思いついたのは「近隣に住むおばあちゃんたちに、縫製をお願いできないか」でした。山崎さんの思いつきは、縫い物が大好 きなおばあちゃんたちの力によって実現します。1着1着、愛情を持ってていねいに縫いあげられた洋服は購入者のあいだで評判となり、口コミで広がっていきました。 「みなさまの希望に合った洋服をつくりたい」と考えていた山崎さんに、突然ヒラメキが訪れます。「そうだ受注生産だ」と。工場生産であれば難しいことも、おばあちゃんたちの力を借りれば“少数受注”というスタイルが可能です。山崎さんは「ちょっとお客さんに聞いてくる!」とばかりに、全国各地で受注会をひらき、着実にファンを増やしていきました。 会津木綿との出会い ヤンマの理念は“ながく使ってもらえるもの”を作ること。とにかく丈夫で洗濯が楽なものがよい。そんな布地はないだろうか。山崎さんがたどり着いたのは会津木綿でした。会津木綿を扱いはじめて今年で14年、いまではヤンマの代名詞です。 ヤンマの二大人気商品 お客さまに愛されている服は いくつもあれど、特に人気なのはキュロット(丈は3種類)とタックスカート。創業年から16年間にわたり、ずっと作り続けられているロングセラー商品です。 会津木綿のキュロット(袴丈)/22,000円(税込) 会津木綿のタックスカート(丈 4種類)/19,800円(税込)~ ”太めのパンツ”や全然スリムじゃない”スリムパンツ”もヤンマの10年選手。お客さまからは「どれも形がいい、スッキリ見える!」と満足の声をいただいているのだとか。シンプルだけれど綺麗に見えるデザインは、“ワードロープに入れておきたい1着”です。レディースだけではなくメンズアイテムも取り扱っていますので、ぜひ一度お手に取ってご覧ください。 メンズアイテム
商品は受注生産のため、通常はオーダーからお届けまで約半年必要ですが、ヤンマ神楽坂に並ぶアイテムは、その場で購入してすぐにお持ち帰りいただけます。 日本で唯一の織元「はらっぱ」 明治から大正時代にかけて会津木綿は隆盛を極め、何十件もの織元が存在していました。しかし現在はわずか3軒にまで減少。なかでも「はらっぱ」は、糸染めから布作りまでを一貫して手掛ける、日本で唯一の工場となっています。ヤンマ神楽坂では、この「はらっぱ」のオリジナルアイテムも購入することができます。 会津木綿工場「はらっぱ」
夏は涼しく冬は暖かい
反物幅の会津木綿2枚をはぎ合わせて作る大判のストールも、「はらっぱ」のオリジナルアイテムです。60種を超える色・柄がある会津木綿を2種組み合わせるため、バリエーションがとても豊富。約40種ものストールが並ぶのは、日本でもヤンマ神楽坂だけです。
会津木綿ビッグストール/13,200円(税込) ヤンマの魅力あるアイテムが揃っているフラッグシップショップに、ぜひ足をお運びください。
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