躍動の瞬間をキャッチ!
7月25日・26日は「阿波踊り大会」が開催されます。地元・神楽坂をはじめ、高円寺など各地の連が集結し、まちの熱気は最高潮に。編集部では今年も、阿波踊り初日の舞いの最前線に迫ります!
神楽坂での阿波おどりのはじまりは、今から半世紀以上前――昭和40年代半ばのことでした。
当時、まちは再開発の議論で揺れていました。そんな中で生まれたのが、「今こそ神楽坂が力を合わせるべきだ」という想い。商店会の人々が立ち上がり、まちをひとつにする新しいイベントづくりがはじまったのです。いくつものアイデアが出る中で選ばれたのが、牛込見附の大名普請の故事にも因んだ阿波踊りでした。
1972年、徳島から踊り手を招いて第1回大会が開催され、翌年には地元の「かぐら連」が誕生。今ではギリシャ、イタリア、フランスでも神楽坂の阿波踊りが披露されるまでに成長しました。時代は変わっても、中心にあるのは「地域を盛り上げたい」という変わらぬ想い。
今年、神楽坂まつりは51年目を迎えました。
全国でも珍しい坂道を舞台にした阿波踊り――ぜひ、まちの熱気と躍動を体感してください。