神楽坂が大好きというあの方にも、神楽坂がなつかしいというあの方にも、神楽坂をまだ知らないというあの方にも、この春ぜひ贈りたい神楽坂名店のギフトの数々。どうぞお楽しみに!
■素材の厳選と、心をこめる紀の善。
紀の善(2022年11月閉店)

春夏秋冬、どの季節に訪れても、ぴったりの美味と出会える神楽坂・紀の善。たとえば、春夏には、さっぱりツルンとした杏あんみつや粋な餡豆かん、秋冬には粟ぜんざいなど。
評判の抹茶ババロアは、特上の抹茶の風味と、丹波の大納言を用いた自家製つぶ餡のアクの抜けた甘味が味を引き立て合う。白玉は、毎朝白玉粉100%でつくり、そのツルンとした食感とこし餡ののどごしが絶妙だ。
こうした添加物を一切使わない自然の味、昔ながらの味に魅せられたファンは驚くほど多い。それだけに日持ちは短く、翌日いっぱい(白玉の入った商品は当日中)なのでご注意を。

紀の善
住所|(2022年11月閉店)東京都新宿区神楽坂1-12
■至極の瑞々しさ、楽山の銘茶。
楽山

楽山の銘茶のふるさとは、静岡県掛川市。標高532mの栗ヶ岳の東に連なる東山。この山間部特有の気候風土は、「ふくよか」な香りと、「まろやか」な味のお茶を育むのに最適の環境を備えている。

産地に恵まれた茶葉は、熟練茶師との綿密な試料茶のやりとりを通して四季折々、いつでも最高の品質維持を心がけている。また、最新の工場では、茶葉を芯まで蒸すことによって、従来にはない、淹れた時の鮮やかな緑色、コクと奥行きのある味わいを実現している。
一年間、農家の方々が、大事に、大事に育てた新茶の、その至極の瑞々しさを最大限ひきだしてお届けすること、これが楽山のこだわりである。

楽山神楽坂店
住所|東京都新宿区神楽坂4-3
お問い合わせ|03-3260-3401
営業時間|9:00-20:00、土曜日9:30-、日曜日・祝日10:00-18:00
URL|http://www.rakuzan.co.jp/
楽山飯田橋ラムラ店
住所|東京都新宿区神楽河岸1-1
■名物に逸話あり、勘三郎せんべい。
福屋

神楽坂は毘沙門せんべい福屋の工場でのこと。歌舞伎俳優の十七代目中村勘三郎丈が火鉢の前に座り「もっと焼け、もっと焦がすんだ」と注文をつけた。先代の福屋主人は「これ以上焼いたらニガくて食えませんよ」と。十七代目は「おれの注文なんだから、文句をいわずに焦がせばいいんだ」福屋主人「驚いたね、これじゃ、カラスの勘三郎せんべいだ(笑)」…。こんなやり取りの中から生まれた「勘三郎せんべい」。良き時代の良きエピソードは、名品となって、いまも伝えられています。


福屋
住所|東京都新宿区神楽坂4-2
ファクス|03-3269-3388
営業時間|10:00-20:00、土曜日-20:00
定休日|日曜日、祝日
URL|http://www.kagurazaka.net/sub1.htm
■元気の出る、五十鈴ベスト三種。
神楽坂 五十鈴

五十鈴の人気商品といえば、甘露甘納豆。風味のすぐれた北海道産の大納言小豆のみを使用して、その日の気温や湿度に細心の注意を払いながら毎日ていねいに炊いている。

「自分の納得のいく商品だけをお客さまに」という先代の思いをかたく守っている姿勢は、他の商品にも現れている。夏のご贈答には、ひとときの涼を運ぶ水まんじゅう、麩まんじゅうなど季節限定品があるものの、やはりここでは人気の高いベスト3、甘露甘納豆、華車、神楽坂饅頭のセットをおすすめしたい。ともに元気のでる和菓子の代表選手といえるから。


神楽坂 五十鈴
住所|東京都新宿区神楽坂5-34
お問い合わせ|03-3269-0081
営業時間|9:00-19:30
定休日|日曜日、祝祭日
URL|http://isuzu-wagashi.co.jp/
■自由な組合せ『神楽坂ブランド』。
神楽坂 KIMURAYA本店


明治36年に創業、今年で110年目を迎える神楽坂キムラヤ。店内には世界の逸品、日本各地の名産品がずらりと並ぶ。中でも自らプロデュ―スするご当地神楽坂シリーズの特別純米酒、梅酒、甘酒、焼酎(芋・麦)、かりん糖は、どれもこだわりの逸品ばかり。

特別純米酒は、信州伊那で極力低農薬でつくられる酒造好適米『美山錦』を使用。厳寒期にじっくりと醸しあげた原酒を低温でしっかりと熟成させコクをだした。
また三種の味が揃った神楽坂ビールも人気が高い。この夏、神楽坂ブランドのお酒を自由に組み合わせて贈られてはいかがですか。

神楽坂 KIMURAYA本店
住所|東京都新宿区神楽坂6-50
お問い合わせ|03-3269-0326
営業時間|9:00-24:30
URL|http://www.kimuraya-enet.co.jp/
■お祝いに、御目出糖、ありが糖う。
いいだばし萬年堂

江戸時代前期に京都で創業され、明治5年に東京・京橋に移転。その「萬年堂本店」の11代目の息子さんが「いいだばし萬年堂」を平成5年に独立開業。
萬年堂といえば、誰もが御目出糖を思い浮かべるが、最近は白金金時豆で上品なほどよい甘さに仕上げたありが糖うも人気だ。ともに蒸し加減絶妙なもっちりとした食感がすばらしい。繊細な四季のある風土で磨きぬかれた味の伝統文化といえる。その商品名の通り、ご祝儀菓子として、また各種内祝い、日常の贈り物としても人気が高い。ありが糖うとの詰合せセットは、見た目にも美しい。

いいだばし萬年堂
住所|東京都新宿区揚場町2-19
お問い合わせ|03-3266-0544
営業時間|10:00-19:00、土曜日-17:00
定休日|日曜日、祝日
URL|http://www.omedeto.co.jp/
■春に和の香りを贈る、椿屋。
神楽坂 椿屋

日本各地から天然の原料を使用した線香を取り寄せている香舗椿屋。店内に一歩踏み入るとほのかな和の香りが漂う。

香、線香、匂袋、文香、箪笥香など工夫をこらした商品の数々が並ぶ。化学的な香りが増え続ける今日、古くからある天然の香りをもっと暮らしに、と香りの贈り物を提案している。「鶴賀香」は神楽坂在住の人間国宝、鶴賀若狭掾師匠が新内の天覧演奏会を披露されたことを祝して造られた香。その他にも、春の香りと小物などを詰め合わせた贈り物がそろっている。
神楽坂 椿屋
住所|東京都新宿区神楽坂3-6
お問い合わせ|03-5261-0019
営業時間|10:00-20:00
定休日|年末年始
URL|http://www.per-fume.jp/
■職人技を極めるオリジナル銘菓。
梅花亭

店舗に併設された工場でいつもできたてを用意している梅花亭。餡は、皮によって23種類のものを炊き分けているという。すべて豆から炊いているので、その手間はたいへんなものだ。納得のいく一品のためにすべて職人の手作りである。また着色用には、ベニバナやクチナシなど天然色素のみを使用。菓子づくりは、二十四節季にのっとってお菓子の意匠も決めている。

昨年度は4代目当主が外務省の「日本ブランド発信事業」のプロジェクトに選ばれてイギリスに派遣。ロンドンやエジンバラで日本人が持っている季節感に対する繊細な感覚を、和菓子に込めて表現し、日本文化の紹介に貢献している。お店の商品は、ほとんどが商標登録され、梅花亭オリジナルばかり。ギフト用セットにも、その銘菓を揃えている。

梅花亭神楽坂本店
住所|東京都新宿区神楽坂6-15
お問い合わせ|︎03-5228-0727
営業時間|10:00-20:00
定休日|不定休
URL|http://www.baikatei.co.jp/
梅花亭ポルタ店
住所|東京都新宿区神楽坂2-6 PORTA神楽坂1階
■思いを込めた箸の贈り物。
神楽坂 穂の花

日本の箸は、実に繊細にできている。太さ、長さ、重さ、形状、塗り、装飾など千差万別である。神楽坂6丁目に箸だけの専門店「神楽坂 穂の花」の店内に入ると、その箸が壁一面に並んでいる。その数500種以上。若狭、輪島、津軽など塗りの産地も幅広く、東京の職人によるものもある。たとえば伝統工芸師の手による箸は、塗りの回数が20工程もあり、制作に1年半もかかる。

一番多いお客様は、ギフト用。ご結婚やご両親の還暦、喜寿など節目のお祝いに家族から贈られる場合が多い。たとえば写真の商品は、ひょうたん模様が6つ、螺鈿でできていて「無病息災」を表している。家族の健康や長寿を願うギフトにはぴったりと言える。また適正な箸の長さ、使いやすさを見つけるための体験用箸やボードなども用意してある。

神楽坂 穂の花
住所|東京都新宿区神楽坂6-58-3
お問い合わせ|︎03-6265-0344
営業時間|11:00-20:00
定休日|水曜日