2021.08.16

9月20日〜25日は「洗える帯 第二弾 〜太子間道の復活〜」と題した新作発表をします。




9月20日〜25日は「洗える帯 第二弾 〜太子間道の復活〜」と題した新作発表をします。

洗える帯とはご家庭のお風呂場等で家庭用洗剤とシャワーで簡単にお手入れの出来る帯のことです。

創業の頃は洗える帯を作っているメーカーさんは何社もあったのですよ。
当時はもう今では考えられないくらいの種類の豊富な織物があったのです。
昭和40年代50年代の頃のことです。

その頃、あの川島織物が洗える帯に参入されました。
歴史に培われた紋型をふんだんに投入して洗える帯を作っていくんですもの。
それはそれは見事でした。
また技術者や職人も、それまで川島織物の絹を織っていた人達が新規部門に来られて洗える帯を作ってくださるのですから、品質も格段に向上しました。
当時、弊店の帯は全て川島織物とのコラボでオリジナルを作っておりました。

ですが着物業界そのものが、その頃を頂点に斜陽の一途。
やがて川島織物も洗える帯から撤退。
もうどこも上質な洗える帯を作ることは出来なくなってしまいました。

その後、川島織物の洗える帯を織っていた職人と弊店は細々とお付き合いを続けておりました。
今から2年くらい前になりますかしら。
久々に夏の洗える帯を作りました。
ところが、昨年の3月の発表をあのコロナが直撃。
その頃は私もインスタも始めたばかり。
やってんだか、やってないんだか、ヨチヨチの頃でしたので、殆どの方が知らないよね。

そして昨年末、職人から「最後にもう一度洗える帯を作らせて欲しい」と言われました。
迷いましたが、私が作らなければ、「上質な洗える帯」というものがこの世から消えてしまう。
どのみちとはいえ、最後にもう一度だけ。
そんな思いで作りました。

今年の3月に50本ほど発売致しました。
それからは皆様もご存知のように、あっという間に完売。
最後と思ったのは、これが完売する頃まで職人さんがいないと思ったから。
こんなに短期間なら職人さんは元気!
嬉しい誤算で第二弾を発表致します。

柄の詳細については改めて発表致します。
副題の通り「太子間道」も織りました。
こちらの説明はまた次回。

因みに「お風呂場でシャワーで洗ってください」という取説を作ったのは当時高校生だったワタクシ。
その頃までは「タライで洗う」だったのですよ。
でもさすがにその頃はタライで洗うこともなくなっていたので。
当時からワタクシは革新的だったのだ。
懐かしい思い出です。

女将拝
@kimonohanabusa_okami

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