神楽坂セッションハウス ダンスブリッジ2019 「旅は道連れ劇場」
伊藤直子 監修、笠井瑞丈 総合演出
無事、終幕いたしました。
... やっぱり、何か、いいな。
劇場入りしてから何度もそう思えた今回の男組4人。
瑞丈さんの楽しさがそのまま作品の楽しさに繋がっているのがわかるので、こりゃ面白いな、と素直にのれるのも喜びでした。
そして、このメンバーだからこそやれてる、という感覚がさらに気分をのせてくれました。
「言葉」に長らく煩悶していた私を温かく見守ってくださった三人の僧侶には、本当に深く感謝せねばなりません。
やっと体得したと思ったら、言葉と共に疾走するスリルを味わう時間が、もう終わってしまったのは寂しい気もいたします。
荒野の中で、自らのカラダの拠る辺をひたすらに探る罰を課されたかのような、マドモアゼル・シネマの七人。
合流してからの短い時間でしたが、七人の変化を毎回眼の前にしながら、瑞丈さんの新たな挑戦への意志を感じると共に、マドの皆さんの新たな身体のドアが開いている現場に居合わせたような気もいたします。
自らのカラダにしがみつくような時間と解放させられ昇天させる時間の二つを課された、大きな贖罪の旅を視ていたのかも知れません。
そして、旅は道連れ、今回のテーマ。
あの音楽が頭の中から離れません。
ずっとずっと続く旅。
蘇って来る、人生劇場 という言葉。
神楽坂セッションハウス ダンスブリッジ2019 「旅は道連れ劇場」。
しっかり身体を労り次の旅へそれぞれ向かいます。
伊藤直子さん、笠井瑞丈さんを始めとする出演者、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
そして、ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございました。