【スウェーデンのB級映画の紹介】
日本国内でみられる北欧も映画で一番引き出しが多いのはやはりスウェーデン。同国のB級映画を4作品、ご紹介しましょう。
『フロストバイト』(原題Frostbiten、2005年制作)は、スウェーデン初のヴァンパイアホラー映画です。スウェーデンのヴァイパイア映画と言えば『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008年)があまりにも有名ですが、本作は楽しく恐がれるB級娯楽映画です。
最近公開されたハリウッド産スウェーデンもどきホラー映画「ミッドサマー」より遥かに低予算ですが、スウェーデンを少しでも知る者なら「ミッドサマー」に多く見られた「カンベンしてください」的演出はなく、いい娯楽作品に仕上がっています。『ぼくのエリ 200歳の少女』同様、スウェーデンの真冬が舞台。スウェーデンのヴァンパイアは冬が好きなのでしょうか。「ロッタちゃんシリーズ」でロッタ役だったGrete Havnesköldさんが成長した女性で出演してます。信じられない体格をした女性ヴァンパイアがでてくるのでチェックです。
『ザ・バイス-潜入捜査官』」(原題はDEN UTVALDE:選ばれし者)。ウプサラ大学で起きた連続殺人事件を若い警察学校の学生が、偽名を使ってウプサラ学生として潜入し、捜査・解決に導くというFikaなアクションスリラーです。珍しいスウェーデンの警察学校も少し写りますし、スウェーデン学生のキャンパスライフをかいま見えます。寝転がって見られる映画です。
『ハミルトン』スウェーデンの007ばりのスパイアクション映画。ハミルトンは98年作品です。スウェーデンではシェークスピア俳優として著名な、ピーター・ストーメアさんが主役です。娯楽作品としては、非常によくできていてムダがなく最後までだれることなく見終わることができます。ピーター・ストーメアさんは悪役が多いのですが、ハリウッド映画はもちろん韓国映画にも出演していて、「あ、またでてる」というくらい映画に出まくっていいます。Wikiを見ると、08年に日本女性と再婚しているのですね。
エージェント・ハミルトンは2012年の作品。ジェームス・ボンドと違うストイックな諜報員のキャラです。
お楽しみください。