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薄型ムーブメントの続き

一枚目の右下にある大きなパーツが地板とよばれる、メインプレートです。
そのプレートに見慣れない大きな穴がありますが、ここには香箱とよばれるゼンマイの入るパーツがきます。
薄型設計の中、ゼンマイの幅を最大限とるために、地板側の軸受を無くし、ブリッジに吊るす形で保持しる方式を採用しています。

組み上げた後に裏返したのが2枚目です。

香箱の底が丸見え、、、思い切った設計だなと思います。

懐中時計の時代から薄型ムーブメントでは採用されてきた"吊り下げ香箱“と呼ばれる方式です。

振り石がテンワに直接固定されていたり、創意工夫が面白い時計ではあります。
薄い分、自ずと調整幅が狭いので時計師泣かせだとは思いますが、、、

APでも採用されたルクルトベースのムーブメントです。