2017年4月 91号

春爛漫。2017年4月15日(土)には2年ぶりに「神楽坂をどりの会」が開催されます。2016年を休んだ分、今年は気合いを入れて“これぞ神楽坂”をお見せいたします。とお聞きしたので、早速見番へ取材に行ってまいりました。

東京神楽坂組合理事長 渡邉和子さん

神楽坂芸妓組合組合長 眞由美さん

「かぐらむら」編集部 長岡弘志(司会)

撮影:渡部晋也

今年は酉年。大きく羽ばたく年にしたい

司会2017年は2年ぶりに「神楽坂をどりの会」があるとお聞きして、とても楽しみにしているのですが、なにか特別な思いがあるのでしょうか。

渡邉昨年は「神楽坂をどりの会」が開けずに、皆様には大変ご心配をおかけいたしました。1年間の充電期間を終え、今年は組合の皆が一つになって会を盛り上げていこうという気運になっております。酉年だから大きく羽ばたこうじゃないかと。

司会東京オリンピックも近づいてきましたし、和の文化を大切にする花柳界への期待も集まっているのではないですか? 前の東京オリンピック(昭和39年)の時はどうでしたか?

眞由美海外からいらっしゃるお客様のことを考えて、私たちは英語まで習ったのですが。少しあてがはずれました。黒の小紋の引き着をつくったり、五輪のマークが入った扇子で東京音頭を踊ったりもしましたが、それほどではなかったです。

司会前の東京オリンピックの頃は、高度経済成長期の真っ只中でした。あの頃に比べたら、確かにそれほど期待はできないですね。

渡邉オリンピックで日本の伝統的な和の文化に期待が寄せられていることは承知していますが、いま大切なことは、長引いているこの不況の中で、小さいながらも一つの花街としてしっかりと地元に根をはって団結していくことです。そうでないと、これからの難局を簡単には乗り切れないと思います。

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