第88号(平成28年10・11月号)

秋をイメージするとき、澄んだ高い空と、赤・橙・黄と山野が美しく紅葉する彩りを思い浮かべる。春紅葉(はるもみじ)ということばがあって、春はさくら、秋はもみじとその秀でた様をひとことで表すと共にその基底には、農耕収穫という農業生活の始まりと終わりの謂がふくまれていると物の本にある。

秋来ぬと目にはさやかに見えねども
風の音にぞおどろかれぬる
藤原敏行

静かな秋、良いですね。