第76号(平成26年10月・11月号)

整備された高原の道を清涼な初秋の風にあたりながら美しい山里を走った。

ところどころ雲の翳を落とした青い山々。広々と果てもなく続く稲穂が黄金色になり、たわゝだ。コスモスが咲き、おみなえしが咲き、時々収穫を待つばかりの秋そばのみのりも見える。

この美しい風景を作りあげているそこに住む人々の実直な忍耐、誠実な日々の積み重ねを思う。

今、里山を見直す運動が大きな流れになっている。それは決して情緒的というばかりでなく、科学を取り入れ思想に基づいている。

多くの人が先掛けに学び、日々のくらしに目を配ることも良いことかもしれない。